住宅用火災警報器の設置を設置しましょう!
住宅用火災警報器は平成23年6月1日から
すべての住宅に設置が義務付けられています!!
消防法の改正により、すべての住宅に住宅用火災警報器等の設置が義務付けられ、大川広域行政組合火災予防条例で設置・維持の基準が定められました。 (平成17年12月28日公布)
住宅用火災警報器の電池切れ警報の対処方法
電池寿命が近付くと・・・・・
電池切れ警報音(例)
- 「ピッ、電池切れです。」が3回鳴り、その後約40秒おきに「ピッ」 が鳴る。これを約1時間ごとに繰り返す。
作動灯(赤)が約8秒おきに点滅 - 「ピッ、ピッ、ピッ」が約50秒おきに鳴る。
作動灯(赤)が約10秒おきに3回点滅
火災、故障、電池切れ警報音の停止方法(例)
- 警報停止ボタンを押す、または引きひもを引く。約16時間後に再鳴動。作動灯(赤)が約8秒おきに点滅
- 点検スイッチを押すか引きひもを引くと、一時的に止まります。
電池切れ警報音の警報停止保持時間は約24時間。作動灯は約10秒おきに点滅
※ 電池切れ警報音を完全に停止するためには、内臓電池を取り外す必要があります。
詳しくは、メーカーのホームページ又は最寄りの消防署へお問い合わせください。
一般社団法人 日本火災報知機工業会 住宅用警報器が鳴ったときの対処方法
住宅用火災警報器は、10年を目安に交換をおすすめします!
- 住宅用火災警報器は、古くなると電子部品の寿命や電池切れなどで、火災を感知しなくなることがあるため、とても危険です。
- 10年を目安に交換しましょう。
「10年たったら、とりカエル。スペシャルサイト」一般社団法人 日本火災報知機工業会
なぜ住宅に「火災警報器等」が必要なの?
- 住宅用火災による死者が増加中であり、平成27年には全国で914人(放火自殺者等を除く)の方が亡くなり、このうち約6割については逃げ遅れによるものと報告されています。また、住宅火災による死者の約7割が65歳以上の高齢者であり、今後、高齢化が進んでいくという予想から、死者数のさらなる増加が考えられます。
- 建物火災の死者に占める住宅火災の死者の割合は83.6%で、火災件数の割合54.5%と比較して非常に高くなっています。
どのくらいの効果があるの?
消防庁において、実際の住宅火災における被害状況を分析したところ、住宅用火災警報器が設置されている場合は、設置されていない場合に比べ、被害状況が概ね半減した結果となりました。
出典:消防庁ホームページ(http://www.fdma.go.jp/)
また、日本に先立って義務化を進めた米国では、1970年代後半には火災によって約6,000人の死者が発生していましたが、住宅用火災警報器の普及率の上昇に伴って死者数が減少し、普及率が90%を超えた近年では死者数がピーク時から半減(3,000人弱)という効果が現れています。
日本においても、住宅用火災警報器を設置していた家庭における奏功事例が多数報告されています。
いつから設置が必要になるの?
新築住宅については、平成18年6月1日からです。
既存住宅については、平成23年6月1日までに設置が必要です。
既存住宅とは
平成18年6月1日に現に存する住宅又は新築、増築、改築等の工事中の住宅をいいます。
すべての住宅とは?
戸建住宅、店舗供用住宅、共同住宅、寄宿舎など全ての住宅が対象です。
ただし、すでに自動火災報知設備等やスプリンクラー設備が当該基準に適合するように設置されている場合は、住宅用火災警報器等の設置が免除されます。
住宅用火災警報器等とはどんなもの?
住宅用火災警報器等とは、住宅における火災の発生を未然に、または早期に感知して知らせる警報器・設備で、次のいずれかを設置することとされています。
- 住宅用火災警報器
感知部、警報部などが一体となった「単体タイプの警報器」で、火災を感知した場合に、警報音や音声でお知らせます。 - 火災を感知した火災警報器だけが警報を発する「単独型」及び火災を感知した火災警報器だけでなく、接続されているすべての火災警報器が火災信号を受け警報を発する「連動型」があります。
- 住宅用自動火災報知設備
感知器、受信機、中継器等から構成されている「システムタイプの警報設備」です。
「連動型」住宅用火災警報器
出典:消防庁ホームページ(http://www.fdma.go.jp/)
種類
- <煙式(光電式)> 寝室・階段室・台所など
煙が住宅用火災警報器に入ると音や音声で火災の発生を知らせます。
※消防法令で寝室や階段室に設置が義務付けられているのは煙を感知する(煙式)住宅用火災警報器です。 - <熱式(定温式)> 台所・車庫など
住宅用火災警報器の周辺温度が一定の温度に達すると音や音声で火災の発生を知らせます。
※台所や車庫などで、大量の煙や湯気が対流する場所等に適しています。
なお、電源については、電池を使うタイプや、家庭用電源を使いコンセントへ差し込むタイプがあります。
電池
乾電池タイプ
→定期的に電池を交換するタイプで、電池切れの場合は表示やアラーム音等で知らせます。配線工事が不要のため、誰でも取り付けることができ、既存住宅への設置に適しています。
規格
新規格に適合したものを購入しましょう!
火災による死者が増大したことから、煙式の住宅火災警報機器について住宅用防災警報器の技術上の規格を定め、それに適合するものを家庭内に設置することが義務づけられました。
平成26年4月1日からは、熱式と煙式の住宅火災警報器を住宅用火災警報器として検定制度に組み入れることになりました。
平成26年4月1日以降は、下記の適合表示が付された製品が検定制度による適合品として販売されています。
既にNSマークが表示されている住宅用防災警報器については、 検定品と同等の性能を有するとして平成31年3月31日までその販売が認められています。
どこで買えるの?
お近くのホームセンターや防災設備等の取扱店でご購入いただけます。
(詳しい販売店については、次のサイトをご覧ください)
一般社団法人 日本火災報知機工業会
住宅防火対策推進協議会
誰が取り付けるの?
住宅の関係者(所有者、管理者又は占有者)と定められています。
したがって、持ち家の場合はその所有者が、アパートや賃貸マンションなどの場合は、オーナーと借受人が協議して設置することとなります。
どこに取り付けるの?
住宅火災の現状、住宅用火災警報器等の設置効果を考慮し、設置場所については次のように定められています。
①寝室
※普段使用している部屋が該当し、来客のときなど、臨時的に就寝の部屋に使用する場合は除きます。
②階段
就寝に使用する部屋がある階の階段の踊り場に設置します。(ただし、避難階(1階など容易に避難できる階)は除きます。)
また、3階建ての住宅等では、火災警報器を設置しない階で就寝にしようしない居室が2階以上連続する場合、火災警報器を取り付けた階から2階離れた居室のある階の階段に設置します。
③廊下
1つの階に7㎡(4畳半)以上の居室が5以上ある階に設置します。
④台所
※設置の義務はありませんが、設置することが望ましいです。
取り付け位置については?
天井に取り付ける場合
注意!:警報器の中心(感知部)を壁から60センチ以上離して取り付けます。(熱式の場合は40センチ以上です。)
壁に取り付ける場合
注意!:天井から15~50センチ以内に警報器の中心(感知部)がくるようにして取り付けます。
エアコン等の付近に取り付ける場合
注意!:エアコンや換気扇の吹き出し口付近では1.5メートル以上離して取り付けます。
日頃のお手入れは?
住宅用火災警報器等は、いざ、という時にその効果を発揮するものですが、長期間使用した場合、家電用品と同じく故障したり、交換が必要な場合があります。
実際に火災が起きた時に、きちんと作動するよう、次のことに注意して日頃からお手入れをおこたらないことをお勧めします。
定期的に作動するか点検しましょう
定期的(1ヶ月に1回程度が目安)に、住宅用火災警報器等が鳴るかテストしてみましょう。また、長期に家を留守にしたときにも、正常に作動するかテストしてみることが大切です。
出典:消防庁ホームページ(http://www.fdma.go.jp/)
点検方法は、本体の引きひもを引くものや、ボタンを押して点検するものなど、機種によって異なりますので、購入時に点検方法等を確かめておきましょう。